2014年4月9日水曜日

20140409-02

自分のなんにもなさに死にたくなる、死にたくなるけどわたしは生まれてこのかたなんにもなくない状態になったことが多分一度もなく、だから今更自分のなんにもなさに絶望して死にたくなるのなんてばかみたいだ。蛍光灯の下で鏡に映った自分を目にすると意味のない死にたさが加速する、でもわたしは立派な社会人だから、人様に迷惑をかけるような行動を軽率にとることはしない、つまり自主的に死んだりしないんです。
沸騰しない程度にふつふつ煮込まれた鈍色の液体は多分一生沸騰することはないのだと思う、つまり沸騰して爆発することもなくて、一生を沸騰寸前で終えるのだと思う。それに絶望を感じるか諦めを覚えるか、どちらか本当はもうすでにわかっているけどわからないふりをしたままあと100年くらい耐えたい。

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